親友がついに東京に引っ越して来た。
今までは千葉の実家に住んでいたので、
夜遊びもほどほどに終電で帰るコースが多かった。
そんな時、いつもさみしいなぁって思ってた。
その彼女がついに引っ越して来た。
こんなに嬉しい事はない。
で、こないだうちの家具を引き取りに来た。
ソファね。
インテリアについて相談したいって言われたので、
一昨日彼女の家に行って来ました。
すごい良い雰囲気の部屋だったよ。
後ろに見えるのが、元うちのソファー。
今度、うちのダイニングテーブルも引き取りに来る。
インテリアは大好きだから、それで頼りにされるのは嬉しいや。
さんざんインテリアトークを。
そんで、引っ越し祝いにもらったという「エノテカ」ワインをいただく。
まじテンションあがる。
モッツァレラとトマトのアンチョビのせと生ハムをごちそうになる。
本当においしかった。
そんでぺちゃくちゃとトークを楽しんだ。
8年くらい前から変わっていない会話の内容。
間接照明だけの部屋は本当に目が痛くならないし、居心地が良い。
昔の話、今の話、空想の話、夢の話。愛についての話。
トークが進む、進む。
彼女は本当に温かくって、やさしくて。
頭が良くて、ほんでちょっとぬけてて、
美人でかわいい。
世界中の人が私の事を嫌いになっても、
彼女は味方でいてくれるんだって、絶対的な信頼を置いている。
私、彼女といると、本当にわがままで甘えん坊になる。
でもいつも笑って、「いいよいいよ」って許してくれる。
私も、いつまでも彼女にとって最高の親友でありたいと思う。
でも一つ。
私たちがキモイのは…
こんな内容の話、会う度に泣きながらしてるって事だ。
そして彼女、私がエノテカワイン一杯目を飲んでいる間に、
隣で一本空かしてました(笑)
次のワインを半分くらい空かしたところで私からダウン。
最近誰かの家で飲むと眠ってしまう癖が。
伸樹君のが移った(笑)
翌日。
「家具を見に行きたい」
その一言でインテリア探しの旅。
私が大好きな中目黒の家具屋へ。
アンティークショップだよ。
うちのインテリアもほぼそこです。
ものすごくかわいいのに、ものすごく安いの!
案の定、彼女も興奮してくれてました。
そしてそこで奇跡の様な事が…
友人が言った。
「あれ?あれって未歩んちのテレビ台に似てない??」
私が言う。
「へ?あ、ほんとだ。つかまったく一緒じゃね!?」
一瞬不安になる。
アンティークだと思って買ったものが、
じつは何かのレプリカで大量生産されていたのでは!?
私、家具を指差して聞く。
「店員さん、店員さん。あれって前もありましたよね?」
店員さん。
「あれ?前、配送で届けましたよね?あそこの、あの道を右に行って…」
住所を言い当てる。
私驚愕。
「な、なぜそれを!」
店員さん。
「それ、僕が運んだんです。僕、運んだ事は全件覚えているんです。」
店員さん、店員さん、
なんかクイズ番組出ませんか?
さておき。
私。爆笑しながら聞く。
「そうそう。これ、私も全く同じの買ったんですよ。なんで同じのがまたあるんですか?」
店員さん。
「これ、30年前のものです。内側の板とかしっかりしてるし、大量生産出来るデザインじゃないですねぇ。全くの偶然ですよねぇ。いやぁ、こんな事あんまりない・・・・てゆうか一回もないです!僕もこれが入荷した時は、なんか見た事あるなぁと思ってました」
30年前に作られた家具。
いくつ作られたか不明だけど、手彫りだから大量生産は無理だよなぁ。
全国に売られた。
「てゆうかちょうど28年前じゃね?」
「そう。28年前の、今日」
なんつって。
そして30年経って、
このお店に置かれた。
最初は一つで。
一年前に気に入って私が購入。
「未歩が飽きたらもらおうと思ってた」
そんな事を言ってる親友が、一年後に気に入って
購入。
奇跡の様な確率で、別々に住んでいる私たちの部屋には同じ家具が置かれる事になった。
同じ家具が部屋にある事が重要なのではなく、
肝心なのは同じ家具に出会った私達なんだと思った。
正直、鳥肌が立つくらいびっくりしたよ。
その後も代官山に行って、セール巡ったり、
お茶したり。
久しぶりに昼間から友達と遊んだ。
なんか懐かしい感じがして胸きゅんだ。
そんでめちゃくちゃ幸せだ!
私は何か忘れ物があるかな?
君は忘れた物がある?
今からでも遅くないよ。
取りに行けるのなら、取りに行こう。
私は私の忘れ物を、取りに行く。