10年前に物語はスタートした。
多分、ドラマティックなスタートじゃなかったと思う。
自分が何者なのか分からずに、つまり、自分が何者なのかを探す為の旅がその日始まった。
10年って歳月は短くないな。
むしろ長い。
その間、毎日一生懸命生きて来たかと聞かれたら、正直そうじゃない時もあったと思う。
目先の安堵感に堕落した日々もあったと思う。
それは絶対そうだと思う。
キラキラしている周りの人達と自分を比べて、
なんで自分だけ!って卑屈になった時もあったし、
それをそのまま周りの人に態度に出して傷つけた事もあったと思う。
全部投げ出して自由になろうと思った事も。
だけど、それでもいつでも、
生まれた時から決まっている運命に向かって、
ただ黙々と人生のレールの上を歩いて来たんだと思う。
そして結果、大きな事件は起きて、
ときめき、迷い、決断し、改めて自分の運命を受け入れた。
そして結果、10年後の今、物語は終わりを迎えた。
自分の意志を持って生きて行く事、またそれを人に伝え、
理解してもらう事はとてつもなく難しい。
それによって生まれる障害や責任に恐怖を抱くからだと思う。
しかしその葛藤に勝るパワーは、ある時、恐ろしい程自然な流れでやってくる。
そしてその流れをキャッチする為には、
やはり自分自身が誰よりも正直に自分自身と向き合ってこそキャッチする事が出来るのだと思う。
おもしろい程肩の力が入っていない状態で。
そしてキャッチした時、初めて理解するのだと思う。
自分が宇宙の流れにただ単に生かされているのだという事を。
私欲だけを考えて生きるのではなく、
自分の存在はただ単に大きな宇宙の流れの一部にすぎないと。
生きていくという事はそう言う事なのだと思う。
共存する事なのだと思う。
あとがきまで奇麗に読んで、そして数百ページある重い本を、ついに閉じた。
LAからの帰りの飛行機の中だ。
正直、もっと悲しくなるのかと思った。
身動きが取れない程、落ち込むのかと思った。
だけど気付いたら、びっくりするくらい心が晴れやかだった。
泣きながら、気持ち悪いけど笑ってた。
どれくらいそんな状態だったかは、60分のミュージック番組を3セット回したくらいの時間。
旅の終わりは完全なる始まりだった。
素晴らしい物語が幕を閉じた。
そして同時に私のLAの旅も幕を閉じた。
今、色んな事を思っています。
大きな考えも生まれています。
でも、この思いを言葉にまとめるのはまだ数日かかりそう。
LA日記を書くよ。
ゆっくりのんびりと。
ひとまず、MAD BARBARIANSへ感謝の気持ちを伝えたい。
まだ日本でのツアーは始まっていないけど…。
まっちゃん、かっちゃん、こんなチャンスを与えてくれてありがとう。
2人が与えてくれた夢をしっかり受け取って、
そしてこれからメンバーと共に頑張るね。
個展の大成功、おめでとう。
そして。
LAで出会った全ての人に感謝。
そしてそして。
日本から応援してくれたみんなに感謝。
そしてそしてそして…。
素晴らしき物語、「ハリーポッター」に多大なる感謝を。
グッバイ、ハリーポッター。
フォーエバー、ハリーポッター。
新しい日々に。


イベントの模様が取り上げられてます。
http://www.vinylpulse.com/2008/08/seen-mad-barbar.html
あと、滞在先のシモーネがライブペインティングしたイベントの模様も。
私たちも映ってますが、完全にオフの顔です(笑)
http://www.vinylpulse.com/2008/08/seen-sneaker-pi.html